5月11日 第118回定例会 3班発表
プロモーションって手段だけじゃない。
今回の例会では、電動ハイブリッドバイク「glafit」で国内クラウドファンディング史上トップの資金調達額を記録した(株)glafitの鳴海禎造社長をお招きして、「No appeal, No life ~日本一の男のPR戦略~」と題してお話しいただきました。
ネットのない学生時代に「お金を生む」ための努力をされた話から、段階を経て現在の会社設立に至った経緯まで、ざっくり言うと成功ばかりではなく「失敗続き」のちょっと嘘みたいな話。
ただし、さまざまな失敗の中で諦めないで進み続ける粘り強さが徐々に実を結びます。
現代の世の中の情報伝達の流れは
WEB→テレビ→新聞→雑誌
これを網羅して日本中の人に知ってもらおうと、クラウドファンディングに着目。
これだけ読むと、順調に進んだように思いますが、ここでもしっかりつまづいています。
そこでとった大胆な行動が結果的にMakuakeの心を動かし、大きなプロモーションの機会となったそうです。
なぜ2輪だったのか、スタッフの心をどう動かしたのか、またネーミングやPR動画へのこだわりも全てプロモーション成功の大きな要因となっています。
資金面でのつまづき、対人面の悩み、その時々で起こることを乗り越えることで少しずつ強みを得て、最終的に自身の内面の変化で大きく変わっていったという鳴海社長。この生き様はただ「クラウドファンディングという手法で成功した」と一言で括れません。
「乗り物を通じて驚きと感動と笑顔を」
glafitのメッセージは「funride&fundrive」
「(失敗しても)簡単に諦めない強い想い(ビジョン)を持てば、大抵のことは叶えられる」と鳴海社長。
時代を読む手段の1つとして「自分の業界でないものに注意を払う」などアイデアの着眼点も教えていただきました。
手法だけでない、その手前にある考え方や心構えの部分の話も含め、「ものづくり」という業界に関わらず、参加したそれぞれの方の仕事にフィードバックできる内容だったのではないかと思います。
おかげさまで会場も満員御礼!
鳴海社長、来ていただいた皆さん、本当に有難うございました!